【手作り】我が家のおせち事情【夫婦2人分】

【手作り】我が家のおせち事情【夫婦2人分】
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自己顕示欲にまみれた偽装手作りおせちだよ


こんにちは。前回の記事に引き続き、またおせちの話です。今回は手作り派の我が家のおせち事情をお話します。

 ・なぜ買わずに手作りするのか?

 ・おせち作りの手間を減らす方法

 ・品数や具材の意味、由来

 ・過去のお正月の我が家のおせちを写真付きで解説

このような内容になっています。おせちを手作りする上で参考になるかと思います!…が、この記事が公開されるのは2021年12月31日です。さすがに年明け直前すぎておせちの準備は既に終えた人ばかりかもしれませんね。まあお正月は毎年来るので…。今回は役立たないかもしれませんが、見ておいて損は無い内容になっているはずなので是非読んで次回以降のお正月に備えてください。

 

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我が家がおせちを用意する理由

家族の人数が少ない家庭だと特に、おせちを用意しない方も多いですよね。我が家は夫婦2人と猫の三匹人暮らしですが、毎年おせちを食べています。

そんな我が家ですが、実は夫婦ふたりとも定番のおせちメニューがあまり好きではありません。人気の高い栗きんとんなども「嫌いまではいかないけど…」という感じです。

ではなぜ毎年おせちを用意しているのか。それは縁起物だからです。

とくにわたしが迷信深いというか縁起を気にする性質なので食べることにしています。

 

 

私がおせちを手作りする理由

上記の理由であれば手作りではなくても良いですよね。わざわざ手作りしている理由は3つあります。

理由①|「#手作りおせち」でSNSに投稿したい

見栄のためです。

 インスタにあげたい。

 友達や職場、夫親族に「頑張ってる奥さん」と思われたい。

ただそれだけの理由です。

理由②|苦手な物の詰め合わせを購入するのは損している気持ちになる

上で書いたようにおせち具材のほぼ全てがたいして好きじゃない品目なので、それをわざわざ購入するのはなんだか無駄遣いをしているような気持ちになってしまいます。

「好きな具材がたくさん入った洋風おせちなどを買えばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、我が家でおせちを食べる理由は「縁起物だから」です。定番メニュー以外の具材が充実した品を買うという選択肢はそもそもありません。

理由③|薄味・甘さ控えめの味付けにしたい

おせちは保存食である特性上、市販品は濃い味付けがされている場合がほとんどです。とくにお砂糖の使用量が多いですよね。ダイエッターの方には共感いただけると思うのですが、たいして好きでもない食べ物でカロリー摂取するのってめっちゃ悔しくないですか…?手作りする場合は日持ちを考えずに減塩・薄味に仕上げることができるという利点があります。

 

 

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夫婦2人分のおせち作り…手間を省く方法は?

「多品目」を「少量ずつ」はめんどくさい

おせちは品数が多いので調理に時間がかかります。夫婦で消費しきれる量、とくに我が家の場合は苦手メニューばかりなのでなるべく少量で…となると、2人前のおせちを作るのはコスパが悪い気がしますよね。年末はなにかと忙しいので、なるべく手間を減らすために我が家で実践している工夫をご紹介します。

おせちは保存食。何日間かに分けて作って良い!

おせちは元々、お正月の三が日は火を使うのを控えかまどの神様に休んでもらう、主婦を家事から解放する、などの理由から日持ちするメニューで構成されています。そのため、何日間かにわけて少しずつ作成することで「多品目を一気に作る」手間を省くことができます。

手間がかかる品目は個別購入すれば良い!

ここまでさんざん「おせち手作り派」とアピールしてきた後なので恐縮ですが、作成に手間がかかる品目は個別で購入してしまって良いと思います。年末のスーパーでは定番おせち具材が個別で売られています。

我が家は黒豆・昆布巻き・数の子はスーパーで購入してしまいます!

メイン級の具材なので これを作らず「#手作りおせち」を名乗っていいの…? と罪悪感を持ってしまう方もいるかもしれませんが、本文に「※黒豆・昆布巻き・数の子は買いました」という一文を紛れ込ませておけば良いのです。

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↑で改行して、「#お節料理」「cookingram」等のハッシュタグに紛れ込ませてしまうのがオススメの偽装方法です。

品数を減らしてしまえば良い!

後で詳しく解説しますが、おせち料理の品数は奇数が良いとされています。

また、祝い肴三種という「これとお餅をそろえればお正月が迎えられる」とされる基本のお正月料理というものがあります。関東では「黒豆・数の子・田作り」関西では「黒豆・数の子・たたき牛蒡」です。)

この2点の基本をおさえた上で、各品目に込められた意味や食べる人の好みに合わせて用意するおせちメニューを取捨選択してしまいましょう。祝い肴三種を基礎として、必要に応じて2品目ずつ追加していくと考えれば削りやすいです。

おすそ分けで余りものを減らす!

おせちメニュー苦手民の我が家としては、「各品目ひとくち分」程度の量があれば十分です。しかし、手作りするとなるとどうしてもそれ以上の量ができてしまいます。個別購入した品目に関しても、もほぼ確実に「ふたくち分以上」の量が入っています。

おせちを作り終わった冷蔵庫には、「ひとくち分ずつ×2人前」を詰めたお重と、余った具材を詰めた大量のタッパーが産まれ、三が日中に少しずつ消費していくはめに…。(本来のおせちの役目としては正しいのですが。)

というわけで、我が家では実家用のおせちも作っています。実家は両親二人暮らしなので、我が家の分のおせちと同じように「ひとくち分ずつ×2人前」を詰めて新年の挨拶時に渡しています。喜ばれて、さらに冷蔵庫ストックとなる具材を消費できるという双方ハッピーな作戦です。

 

 

おせちの品数・品目の意味【ここだけ押さえよう!】

おせちを用意する主目的が縁起を担ぐことである手作り勢としては押さえておきたい、品数や品目に込められた意味について簡単に解説します。自分好みにカスタマイズするためにはルールを理解しておくことが大切です。

お重の段数

おせち料理は重箱に詰めることで「福を重ねる」という意味合いがあります。

正式には「四段重」が基本とされていて、「壱の重」「弐の重」「参の重」「与の重(“四”は”死”を連想させるため)」と呼ばれます。本来は何段目のお重にどの品目を入れるかにも決まりがあります。

品数

おせちの品数は奇数が良いとされています。日本では奇数が吉数と呼ばれ、縁起が良いといわれているからです。

割り切れる数である偶数は「割れる・別れる」等を連想してしまうためお祝い事には向きません。

各品目に込められた意味・一覧表

おせちの定番メニュー、具材の意味をまとめました。基本といわれる祝い肴三種は赤く色づけしてあります。

こちらの表の中から好みや由来に合わせて手作りおせちのラインナップを考えてみてはいかがでしょう?

一の重 祝い肴・口取り肴
黒豆 健康・丈夫な生活を願う。黒く日焼けするほどまめに働けるよう。
数の子 子孫繁栄を願う。
田作り 豊年豊作、五穀豊穣を願う。
たたき牛蒡 根を張り安定することを願う。叩いて身を開くことから「新年の運を開く」。
伊達巻 形状が巻物に似ていることから学業成就を願う。材料の卵から子孫繁栄の連想。
紅白かまぼこ 赤は魔除け・白は清浄を意味する。
栗きんとん 語源「金団」と見た目の配色から黄金、金銀財宝を得ることへの祈り。
昆布巻き 「喜ぶ」の語呂合わせ。「子生」の字を当てられることから子孫繁栄への祈り。
二の重 焼き物・酢の物
鯛(たい) 「めでたい」にかけている。
鰤(ぶり) 出世魚なため、立身出世への願い。
海老 長いひげや曲がった腰が老人を連想させることから、長寿への祈り。
ハマグリ 左右の貝がぴったり合う様子から、夫婦円満を願う。
帆立(ほたて) 帆を立てて進む船の連想から、明るい未来を願う。
紅白なます 紅白のお祝いの水引に見えることから、おめでたさを連想。
酢レンコン 穴が開いていることから、「見通しの良い一年」を願う。
三の重 筑前煮(煮しめ)
里芋 子芋・孫芋とたくさん収穫できることから、子孫繁栄を願う。
手綱こんにゃく 手綱を締めるように、身を引き締める。結び目があることから、良縁を願う。
椎茸 長寿の象徴である亀の甲羅を連想。
くわい 大きな芽が出ることから、立身出世を願う。「めでたい」の語呂合わせ。
ごぼう 長く根を張ることから、家や家業が土地に根付いて安定することや、延命長寿を願う。
蓮根(れんこん) 蓮根の花である蓮は極楽浄土の花であることから、穢れの無さを表す。

 

我が家のおせちラインナップ【2021年】

前回(2021年お正月)の我が家のおせち選抜選手をご紹介します。

13品目1段おせちです。

この品数を一段に詰め込むのは中々大変ですが、各品目ちょうど「一口ずつ」になるのでおせちメニュー苦手民としてはありがたいです。選抜品目は下記です。

祝い肴・口取り
1.黒豆 2.数の子 3.たたき牛蒡 4.田作り

5.だし巻き卵 6.紅白かまぼこ 7.昆布巻き 8.栗きんとん(茶巾)

焼き物・酢の物
9.海老 10.帆立の甘辛炒め 11.鰤の照り焼き 12.紅白なます
煮物
13.筑前煮

 

・伊達巻ではなくだし巻き卵にしている

 …甘い卵焼きが好きではないため。由来が「形状が巻物に似ている」ということなので、だし巻きでも問題ないはず。

・栗きんとんを茶巾にしている

 …夫婦ふたりともあまり好きではないメニューなので「一人分のノルマ」がわかりやすいように茶巾2個にしてます。

特徴といえそうなのはこの2点くらいでしょうか。たたき牛蒡となますは大好きなので気持ち多めに入れてます。

このお重は2つ持っているので、実家用も同じように一口分ずつミチミチに詰め込んでいます。お花の形のお重、かわいくて気に入ってます。いま思い出しましたが、毎年おせちを作っている理由に「お気に入りのかわいいお重を使いたいから」も入ってる気がします。せっかくなので、最後にこのお重を紹介しようと思います。

 

わたしが愛用しているお花型のお重をご紹介

■初桜 2段重箱  日本製 

表面のお花の模様にパール加工が入っているのでとても華やか。お花見にぴったりと思って購入したのですが、桜の形はお正月にも合うので重宝してます。タッパーのようなフタが付属しているので、持ち歩いても汁漏れしにくいです。

2セット購入すれば組み合わせて4段にできるのと、仕切り用の中子を別途購入できるので必要に応じて追加購入しやすいところも良いと思います。わたしが購入したのは3年程前ですが、今も売られているので生産終了して追加分を購入できなくなる心配はしなくて良さそうですね!

カラバリは白・ピンク・黒の三色展開です。買い足すときがきたら、あえて違う色を買って組み合わせるのも楽しそうだなーと思っています。

 

それでは、今回はこのへんで終わります。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


ではまた次回。
是非ほかの記事も読んでいただけたら嬉しいです。

 

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