おせちなんてダジャレでええんやで!
こんにちは。今年も残すところわずかとなりました。
みなさん、おせちの準備はお済みでしょうか?
我が家では夫婦2人で食べる用と実家へ持っていく用に毎年二つ作っています。作るといっても、黒豆などの手間がかかるものはスーパーで買ってきて詰めるという手抜き作業ですが…。
ところで、おせちの品数は奇数が良いとされていることをご存知でしょうか?
市販品を購入した方は心配ないかもしれませんが、手作り派の方は作り終わって数えてみると偶数個になっていた…なんてことがありえますよね。ないですか?わたしはやらかしたことがあります。
今回は、そんな困った状況を乗り切るためにご家庭によくある物の中から「おせち具材の代用品になる食べ物」を紹介したいと思います!
おせちの品数は奇数が良いとされている理由
おせちの品数は奇数が良い理由は、日本では奇数が吉数とも呼ばれ縁起が良いとされているからです。
偶数は「割り切れる数」であることから、「割れる」「別れる」などを連想させてしまうためお祝い事には適しません。結婚式のご祝儀と同じ考え方ですね。
【購入派も要注意!】おせち、奇数になってますか?
「おせちの品数が足りない」というピンチは主に手作り派の方に訪れるように思えますよね。
日数に余裕を持って作っていればいいですが、ただでさえ忙しい大晦日の夜に年越しそばの用意と並行してようやくおせちを作り終えた…そんなタイミングで「数えてみたら品数が偶数だ!」なんてことが起きたら非常に困りますよね。過去のわたしです。
わたしは購入派だから大丈夫~♪ とおもっている方だって他人ごとではないかもしれません。
最近のおせちは洋風や中華風などのバリエーションも豊富で、おいしそうな具材がたくさん入っていますよね。お正月に開けようと冷蔵庫にしまってあるそのおせち…家族につまみ食いされて1品だけ食べ尽くされているなんて事態が起こらないと言い切れますか!?
手作り派も購入派も、起こるかもしれない品数不足に備えて「家庭にある・おせち具材として代用可能な食べもの」の知識を蓄えておきましょう。
品数が足りない場合はこれを使えというけれど…
とはいっても、おせち具材にふさわしい物なんてそうそう無いのでは…?
そう思う方もいるかと思います。実際に品数が合わない場合について調べてみると、このようなアドバイスがありました。
どうしても偶数になってしまうときは、南天や松葉などの添え物を用意して、奇数になるように調整しましょう。
はて………?
南天…? 松葉……??
………。
こんなものを用意しているようなしっかりモノが、おせちの品数不足なんてポカをやらかすわけないじゃん!!
参考にならなかったのでやはりわたしのこじつけおかずの出番ですね。(参考にならないのはポンコツ相手だからであって、本来はとても有用なアドバイスです。)
おせちの具材はダジャレでいい!
こじつけおかずと言いましたが、大事なお正月の縁起物がそんなので良いのかと不安に思う方もいるでしょう。
でも、そもそものおせち具材を思い出してみてください。
・鯛…「めでたい」とかけている
・伊達巻…巻物っぽく見えることから、学問成就を願う
・昆布巻き…「喜ぶ」の語呂合わせ(よろこんぶ)
めっちゃふざけてません?昆布巻きなんて「よろ こ ん ぶ」と、頭に2文字足した上に真ん中の「ん」を無視しててもうめちゃくちゃですよ。古文の成績悪かったので古語とかだったらすみません。
見た目がそれっぽいとか、勝手に文字足して語呂合わせしたりとか、こんなのもはやダジャレですよね。伝統のおせちメニューだってそんな感じなので、現代の世情に合わせて新たなダジャレ具材を追加したって問題ないはずです!
家にあるもので!おせちに追加する招福おかず8選
というわけで、さっそく新たなこじつけおせち具材を紹介していきます!
ダジャレばかりなので、寒さ対策をしっかりしてから読んでくださいね。
1|ウインナー
WINNERとかけて、人生の勝者となることを願う。
【WINNER】(訳) 勝利者、優勝者、成功しそうな
ういんなー…うぃんな…うぃなー……WINNER!!
ド頭から最強食材が登場してしまいましたね。よろこんぶとか言ってる場合ですよ。勝者になれば結果的には喜ぶので実質昆布も兼ねてるのでは?夢はでっかくワールドワイドに、トップを目指す気持ちを込めましょう。
2|カツ
「勝負に勝つ」のゲン担ぎ。学業や仕事の成功を願う。
もはやいうことはありませんね。受験生の味方、カツです。とんかつが冷蔵庫に入っていることは少ないと思いますが、お弁当用の冷凍食品のストックが冷凍庫にあるという方は結構いるのではないでしょうか。とんかつ、ハムカツ、チキンカツなど中身の幅を持たせられるので家族の好き嫌いに配慮しやすいところも高評価ですね。
3|トマト
「スルッと、まとまる」の語呂合わせから契約や縁談の成立を願う。
”トマトが赤くなると医者が青くなる”と言われるほど栄養価が高いため、健康祈願としても。
おめでたい由来が二つも存在する具材ですね。本来のおせちメニューにもなます (①見た目の配色からめでたさを連想/②材料が根を張る野菜のため家族の土台を築く) のように二重の意味を持つものがありますね。福の重ね掛けともいうべきダブルミーニング具材であるトマトは彩りの面でも重宝しそうです。
4|枝豆
「まめ」は健康や丈夫を表す意味のある言葉であることから無病息災を願う。
1つのさやの中に複数豆をつくる姿から、子孫繁栄を願う。
1つの種からたくさん実ができる習性から、少ない元手で大金を手にすることを連想させ金運アップにも。
トリプルミーニング具材です。本家のおせち具材にも3重の意味があるものは無かったのではないでしょうか?本家越えしてしまいましたね。
5|カルパス
「かる~くパスする」の語呂合わせから、資格や受験等の合格祈願として。
コンビニで手軽に買える駄菓子、カルパスです。小腹が空いたときのおやつに良し、お酒のおつまみに良し、さらに縁起まで良いなんて万能食材すぎますよね。
6|おにぎり
「おむすび」の語呂から良縁を結びつけることを連想させる。
努力が実を結ぶ、良い結果を結ぶ等。
いままで挙げた食材が無かったとしても、お米が家に無いという状況は少ないのでは無いでしょうか。おにぎりは中の具材などによってさらに意味を重ねることができる所も優秀ですね。
梅…うんめいの人と出会う、うめくいく(上手く行く)
鮭…不運を避ける
ツナマヨ…繋がる・迷わない
海苔…ノリにのった人生を送る
7|みかん
見た目の配色が橙(だいだい)色であることから「子孫が代々繁栄する」ことを連想させる
「未完」の語呂合わせから”人生がまだまだ終わらない”として長寿を願う
こたつのおとも、大正義みかんです。冬場は常にストックしてあるというお宅も多いのではないでしょうか。鏡餅などのお正月飾りにも使用されていることから縁起の良さに定評がありますね。
8|アイス
「愛する」の語呂から、博愛・友愛・家族愛など深い愛情に満たされることを願う
溶けないように、開封の直前に入れましょう。
いかがだったでしょうか。
正直、もっと書けと言われれば無限に書けそうです。
それだけおせち具材としてふさわしい食材がたくさんある…というよりは、おめでたさや招福に繋げようと思えば何でもポジティブに解釈可能になるということですね。幸せとは本人の心持次第ということを改めて感じます。
オチが見つからず、なんとなく深そうなことを言って締めようとしてしまいました。
それでは、みなさん素敵なおせちと共に素敵なお正月を迎えて下さいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
ではまた次回。
是非ほかの記事も読んでいただけたら嬉しいです。