安物のパルスオキシメーターをレビュれ!夫婦対抗息止め選手権【購入品紹介】

安物のパルスオキシメーターをレビュれ!夫婦対抗息止め選手権【購入品紹介】
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やっほーみんな息してる?って言いたくなるタイトルの今回は、

血中酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」の購入レポです。

コロナの影響で一躍世間からの認知度を上げたパルスオキシメーター。

今は徐々にコロナも落ち着いて、品薄や高騰は収まってきています。

わたしが買った商品も、今は購入時(2カ月前:2021年8月末)より500円ほど値下がりしています。

そんな現在でも医療用のものは安くても5千円以上~となっています。

参考:価格比較サイトでの「医療用パルスオキシメーター」の最安値商品(2021年10月現在)

わたしが購入したような安価な「非医療用」の購入を検討される方もいるかと思いますので、

この記事では「安物のパルスオキシメーター」のレビューを正直にお伝えしようと思います。

購入から2カ月経過した現在、私の中の商品評価は買ってすぐの頃とは変わりました。

   購入直後のタイミングで書かれるショップレビュー等より参考になる感想をお伝えできるかと思います。

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パルスオキシメーターって何?

「動脈血酸素飽和度(SpO2)」と「脈拍数」を測定する装置です。

皮膚に光を当てることにより計測する仕組みで、指先にはさんで使用します。

「動脈血酸素飽和度(SpO2)」は、血液中にどの程度の酸素が含まれているのかを示すものです。

 

参考
パルスオキシメータとはどのようなものですか? ――「一般社団法人日本呼吸器学会ホームページ」jrs.or.jp

 

どうしてコロナ対策として注目されたの?

コロナの症状として「幸せな低酸素症(happy hypoxia)」と呼ばれる息苦しさを伴わず、呼吸困難の自覚がないままに呼吸状態が悪化する状態となることがあると知られています。

感染疑いのある症状が出た場合や、感染後自宅療養になった場合に「自分の呼吸状態が正常か確認する」ための備えとして注目されました。

「数値によって感染しているかがわかる」というような誤った認識が一部で広まってしまったそうですが、感染予防や感染しているかの判断、症状を緩和するといった機能はありません。

 

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安いのと高いのは何が違うの?

「医療用」と「非医療用」の違い

パルスオキシメーターは、厚生労働省によって医療機器としての認証基準が定められています。

「医療用」として販売されるものはその基準をクリアし医療機器認証を取得したものに限られます。

これは海外産の製品に関しても同様で、輸入段階で申請承認されたものが「医療機器」となります。

 医療用国が定めた基準をクリアした製品で、正確性や精度にある程度の信頼性を期待できるもの

 非医療用医療目的での使用には適さず、あくまでも健康・運動管理の目安として使用するもの

 

参考

パルスオキシメータの医療機器認証 ――サポート行政書士法人 SGコンサルティング株式会社

パルスオキシメーターに関する法規・規格 ――KONICA MINOLTA

 

「医療用」かどうかの見分け方

「なるほど”医療機器認証”とあれば医療用なのね!」と

 〔パルスオキシメーター 医療機器認証〕

で検索しても、非医療用の商品がヒットすることが多いです。

非医療用製品の商品には「”医療機器認証”製品ではありません」等の注意書きがあることが多く、そこの部分のワードが検索に引っ掛かる場合が多いからです。

 ・「医療機器認定取得」等の記載がされていること

 ・医療機器認証番号の記載があること

 ・信頼できるメーカー製であること

商品説明を見る際に、このへんのポイントを確認することで判断可能かと思います。

 

比較的安価な「医療機器認定パルスオキシメーター」の紹介

■【Contec Medical Systems】パルスオキシメーター [CMS50D] 

メーカーは医療機器等の製品製造・研究をしている中国の企業のようです。

 

■【ダイキン工業株式会社】パルスオキシメーター [ライトテックDP1] 

日本の大手メーカー製です。歴史も長いので安心感がありますね。

※こちら、Amazonでは医療従事者のみ購入可能なようです。

 

「スポーツ用」「ウェルネス機器」等の説明がされている商品は、

商品説明に「医療機器認証」に関しての記載が無い場合は、非医療用の製品だと思います。

「スポーツ用品」「ウェルネル機器」「健康・運動管理」等の記載がされていることが多いので、

安価な非医療用を探す場合はこのへんのキーワードを検索ワードに含めると見つけやすいかと思います。

 

わたしが安い「非医療用」を購入した理由

それではわたしはなぜ「非医療用」を購入したのか、その理由をお話します。

過去に喘息症状で夜間救急に行った経験

わたしは数年前に息苦しさを感じて夜間救急に行ったことがあります。喘息の診断を受けました。

同じような経験をした方はわかると思いますが「息ができなくなる(息が吸えない)」という状態はとても怖いです。

一度経験すると、また同じような症状が出始めたと感じたときに過去の苦しさを思い出して強い不安に襲われます。

 

そして、「強い不安感」はまた別の「息苦しさを感じる症状」を引き起こすことがあります。

 

酸素濃度に問題が無くても「息苦しい」症状を感じる場合がある

人は不安や緊張など感情の動きによって呼吸が浅くなるものなのですが、「ストレス」「不安」「緊張」は、過呼吸(過換気症候群)を引き起こすことがあります。

わたしは風邪を引いて咳が続いたり、息がゼロゼロしているような「喘息発作が出るかも」という状況のとき、とても不安な気持ちになります。

コロナの存在がある今は、「もしかしてコロナでは…?」という心配も加わることで今まで以上に不安感が大きくなることが予想できます。

 

心理的要因での息苦しさを解消する手段として

過呼吸が原因で息苦しさを感じている場合、酸素濃度には影響はありません。

過去の経験から「息ができなくなること」に対する不安感が人より強い自覚がある私は、

「酸素濃度を測って問題ない数値を見ることによる安心感」で息苦しさを解消できる場面がこの先あるのではないかなと思いました。

正しい数値を知りたいというよりは、自分の感情と切り離して状況を判断できる物が欲しいというのが購入の大きな理由なので、性能よりも値段が安いことを優先しました。

 

機械を疑う気持ちに値段は関係ない

数値は問題ないのに息苦しさが続いたり、数値は問題ないのにとても苦しいという状況になったとき、

測定している機器が高価だったとして絶対の信頼を置けるでしょうか?

 

反対に、なんの症状も出ていないのに数値に問題があった場合はどうでしょう。

高価な機器だったとしても「こんなに元気なのにこの数値って、おかしくない?」と機械を疑う気持ちは持ってしまいませんか?

 

家庭で使用するパルスオキシメーターは、医療用であったとしても「診断」をしてくれるわけではありません。

不調があった場合にお医者さんの診断に頼るのは変わらないので、であれば安価な「非医療用」でも問題ないかなと思いました。

 

楽天最安値のパルスオキシメーターを買ってみた!

実際にわたしが購入した商品はこちらです

 

購入直後の感想

・普通に数値表示されるが、合ってるのかどうかはよくわからない(が、なんとなく問題はなさそう)

・2つ買ったうちのひとつに、付属のストラップが2本入っていた。検品へのうっすらとした不満…

・商品説明書が英語なのはわかりにくいかもしれないが、元々説明書は読まないタイプなので支障はない

・レビューに「ボールペンをはさんでも反応する」と書いている人がいたが、そんなことはなかった

・息をとめて測ってみたら1%程度は下がる(夫婦ともに我慢に弱いのでそれ以上の息止めは試せませんでした)

購入直後の使用感はこんなかんじで、まあ問題なく使えるかなというかんじでした。

 

数値の見方と、それぞれの正常値(参考用)

%SpO2:酸素飽和度。96 – 99%が正常値。(100%になることはあまりない。過呼吸で呼吸が早い場合になることもある)

PRbpm:脈拍数。一般成人の安静時は 60 – 100 が正常値。

 

使用方法について

ちょっとわかりにくかったので説明しておきます。

 使用方法

  1. 指をはさむ
  2. 電源ボタンを押す > 10秒ほど待つと結果が表示される
  3. 指を抜いて放置すると電源が切れる

※使用中に電源ボタンを押すと画面の表示向きが切り替わります

 

 設定画面での操作

  1. 電源ON時に電源ボタンを長押し > 設定画面が表示される
  2. ボタン押下で設定項目の移動
  3. ボタン長押しで選択中項目の設定切り替え

※終了する場合は、ボタン押下で一番下の「EXIT」まで移動 > ボタン長押しで「EXIT」を選択するか、放置すると電源が切れて次の起動時には測定画面になっています

 

同じ商品を2つ買ったので比較してみた

実家用に2つ購入したのでふたつとも使用してみましたが、測定結果は同じでした。

少なくともわたしが購入したものには機器ごとの精度のバラつき的なものは無いということかと。

 

 

購入から2カ月…

購入の2週間ほどあとに、

2つ購入したうちのひとつを実家に持っていくために起動したところ、電源がつきませんでした。

電池を入れ替えたら使用できたのですが、購入日に入れた電池が2週間で切れたの?と不思議でした。

その時点で、同じく購入日に電池を入れていたもう一つの方は問題なかったです。

 

2カ月経過後

2つとも電源が入らなくなり、電池を入れ替えたら使用できるようになりました。

ひとつは電池を入れてから2カ月以内、

もうひとつに関しては2週間に1回、その後1カ月で再び電池が切れてしまったことになります。

製品が安いからって電池消費のスピードに関係あるの?

という疑問はありますが、2つ買ったうちの両方で同じ状況ということなのでやはり気になります。

もしわたしと同じ商品を購入する場合には使用したいときにすぐ使えるよう、予備電池と一緒に保管した方が良いかと思います。

 

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!


ではまた次回。

是非ほかの記事も読んでいただけたら嬉しいです。

 

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